ペンギンの島、Phillip Islandに行ってきました。
ペンギン・パレードと言うやつです。ペンギン・パレードって言うとまるでショーか何かのような印象を与えますが、全く違います。
野生のペンギン達が海から砂浜を歩いて渡り、丘の巣まで戻っていく様子を観察するんです。完全なる野生の営みを間近で見るんです。
さて、Great Ocean Roadに引き続いてまたまたバスツアー。
とにかく広くてcityから遠く離れた場所に見所があるオーストラリア。時間短縮で要所要所を押さえようと思うとバスツアーが一番便利です。
自由が効かないという制約はあるけど、オーストラリアの広さをナメちゃいかん…たとえ車が運転できたとしてもバスツアーにする。カンガルーにぶつかっちゃうこともあるしね⭐
ペンギンを見ることが出来るのは夜なので、ツアーの出発も午後からとゆっくり目。
そしていきなりフィリップ島に行くのではなく色々と寄り道。
まずはChurchil IslandにあるHeritage farm
開拓時代の面影を残した歴史的ファーム。たぶん、そんな感じ。

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ファームの美しい風景を存分に楽しめます。動物も色々いて、ちょっとした動物園みたいです。


お次は
コアラ保護センターでコアラ観察。
ゴロゴロいます。そしてみんな寝てます。夜行性だから当然だけど、起きてご飯食べてるところなんかも見てみたい。

夜行性と言うのは厳密に言うと違うらしい。何故なら奴等は夜もほとんど寝ているから。
コアラ観察の後は延々続くワラビー畑とでも言いたくなる程ワラビーがいっぱ出でてくる原っぱをペンギン目指して走ります。

初めて野生のワラビーを見たときはそりゃあもうテンション上がったものですが、こんだけ見るともうお腹いっぱい。
そして悲しいことに時々ペンギンの御遺体を見ることも出来ます。
巣があるのでもちろん生きたペンギンも見ることが出来ますよ!確率は低いですが。
野生ペンギンの撮影は物凄く厳格に禁止されていて、一緒に行ったフランス人の友達はどうしてもペンギンの写真を撮りたかったらしく、「ペンギンの御遺体が見えたよ」と言ったら「写真撮って!(*´;ェ;`*)」って…笑かしてくれます。
ワラビー畑を抜け、
The Nobbies Centreでお約束のフィッシュ&チップス。

このセンターの望遠鏡から、写真に写っている小さい島にいるオットセイを見ることが出来るらしい。
腹拵え完了の後はいよいよペンギンパレードです!
リトルペンギン・ウォッチング・ビジター・センターから、ペンギン・パレードの見えるビーチまではペンギン達の巣がある場所。そこに架けられた橋を渡ってビーチまで行きます。
ビーチには階段上のテラス席があって、そこに座って日没を待ちます。物凄い冷たい強風の中を、頭上を旋回するカモメの糞攻撃に気をつけながらひたすら暗くなるのを待ちます。
日没と共に海から上がってくるペンギン達。テラス席からの距離、およそ100m。ペンギンは世界最小のフェアリーペンギン。そして、夜。
見えるわけがない!
けど辛抱して観察していると、ビーチをせっせと歩いて家まで帰る様子はちゃんと見えます。そしてそのままテラス席の横を通りすぎて、ビジターセンターの方まで登って行くので、ペンギン達に合わせてぞろぞろビジターセンターまで戻って行けば、手を伸ばせば触れる距離(もちろん触っちゃいけません)でペンギンを見ることが出来ます。
大満足。
素晴らしい光景でした。

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2014/12/12
Nature