ビクトリア国立美術館は二館に分かれておりまして、一つはYarra川の南側にあるNGV International、
もう一つは既に紹介済みのFederation SquareにあるThe Ian Potter centre: NGV Australiaです。
前者NGV Internationalは名前の通り海外作品の展示、後者NVG Australiaではオーストラリア美術が紹介されています。
ここ、両方とも常設展は無料です。NGV Internationalの方には二年前に行ったのですが、無料とは思えないほど良い美術館だったので再訪しました。

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四階建ての大きな建物。テーマ別にフロアが分かれているのでとても見易いです。
企画展示用のG階。

これと言った目玉作品はないのですが、こっそりピカソやモディリアーニがあったりします。
そして面白いのがアジアコーナー。特に東南アジアの仏像コレクションが良い感じ。
日本コーナーも素晴らしいです。
今、期間モノで日本人作家の
岩崎貴宏さんの作品が展示されています。

何か分かりますか?

厳島神社です。
この方のことは全く知らなかったんですが、金閣寺や平等院鳳凰堂なんかも作られたそうで。
ここで詳しく紹介されているので興味ある方はどうぞ。
衣類のほつれた糸から建物作ったりと、何だか面白そうな作品を作ってはります。
前回アジアコーナーで時間を使い過ぎてヨーロッパコーナーがおろそかになっていたので、今回はしつこいほど細かく中世ヨーロッパの陶器や銀食器を眺めていたら学芸員のおじさんに話しかけられた。
日本に旅行に行ったことがあるらしく、京都で金閣寺を見ていたく感動したんだそうな。
このおじさん、私が話す前から私が日本人のワーキングホリデーメーカーだと言うことを何故かお見通し。「仕事はちゃんと見つかった?」って聞いてくれて、「今探してんだけどね…中々決まらないんだ(´・ω・`)」って話したらめちゃくちゃ励ましてくれた。
「大丈夫!オーストラリアは大きな国だから、絶対見つかるよ!You can do it! GOOD LUCK!」って…ホントに落ち込んでたところだっただけに沁みた…良い人だ!
続けて、NVG Australiaも紹介しておきます。

オーストラリア美術って、ピンとこないですよね。けど、意外に面白かったです。
アボリジニやトレス諸島の作品をまとまった形で見ることが出来ますし、油絵や陶器も題材がヨーロッパとは異なっているので新鮮です。

メルボルンの地元アーティスト、
Emily Floydの作品が可愛かった。


久しぶりに美術館行って思ったけど、やっぱり落ち着くわあ~。
しばらくは美術館/博物館廻りに精を出したいと思います。
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2015/01/21
Museum